リフレクソロジーと足ツボは別物?
日時:2015-09-14 17:37:07
マッサージのひとつに「リフレクソロジー」があります。
日本では一般に「足裏マッサージ」とも呼ばれていますが、「リフレクソロジー」とは「reflex」(反射)と「-ology」(○○学)を組み合わせた造語で、「反射学」という意味があります。
足裏がなぜ「反射」なのでしょう?
これは足の裏の特定部位を押すことで、体や内蔵の特定部位に変化が起こるという考えに基づき、「足裏反射区」を刺激するマッサージだからです。
「足裏」の絵に、関連した内臓の名称が書かれた表を見たことがあると思います。
あれは「足ツボ」ではなく、「足裏反射区」の分布についてアメリカ人医師が作成した「フットチャート」(足の地図)と呼ばれるものです。
つまりリフレクソロジーは、東洋医学の「つぼ」(経絡経穴)とは全く関係のない、アメリカ生まれの西洋医学なのですね。
ちなみに足裏マッサージというと、テレビ番組などの影響で「痛い!!」とのた打ち回るイメージがありますが、本来のリフレクソロジーは痛くはありません。
痛いのは「台湾式リフレクソロジー」と呼ばれるもので、「足裏反射区」と「足ツボ」を組み合わせた独自のフットケアです。
今では反射区と足ツボはごちゃ混ぜになって広まってしまった感がありますが、足裏に経絡経穴という意味での「ツボ」は一つしかなく、足裏と内臓の関連が描かれた表は、あくまで「反射区」です。
いずれにせよ足裏のマッサージに大きな効果があることは、西洋・東洋を問わず認められているということですね。